カナリーの米国株10-Kコレクション

米国株10-KやAnnual reportの訳を気の向くままに

米国株投資家に喧嘩を売る記事

カナリーが若干イラっときた記事があったので紹介したいと思います。こちら。

 

www.mag2.com

 

記事の執筆者は大型米国株に投資し、利益を得る時代は終わったと言っています。まあ未来のことは分かりませんが、ここ数週間で米国株が盛り返してきていることを考えれば、このような主張は時期尚早ではないかと思います。なんかアップルは自社株買いで買った自社株で含み損を抱えているからオワコンみたいなことを言っていますが、そんなこと言ったら過去に自社株買い中心で株主還元してきた企業、アメックスなどはとっくに死んでいると思いますけどね。まあ調べてないので反論のための具体的な数値は出せませんが…。

 

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・このような記事にみえる典型パターン(GPIFの話に移っていきます)

 まあ恐らく読み手の感情を掻き立て不安を煽るのが、このような記事の目的でしょう。まあその手の記事にイラっとし、ブログを書いているカナリーも術中にはまっているわけですが…。大手新聞社もそうなのですが、このような投資での損失を記事にする際、大体の記事では損失額を大々的に取り上げ、損失率を一切書きません。この記事もそうです。14兆円という莫大な数字を読み手の頭に焼きつけるように書き、感情を掻き立てています。しかし、GPIFの運用額は150兆円とそもそも大きいので、株価などがちょっとでも変動すれば、変動する金額は大きくなってしまうものです。GPIFは昨年の第二四半期終了時点で約170兆円もっており、そこから約14兆円損失を出したのなら損失率は10%ほどでしょう。この数字は株式市場が15%以上下落していると考えれば最悪な運用成績とは言えないはずです(まあ債券が多い割には残念という感覚もありますが…。)。ただ、日本のほとんどの人は投資についてよく知らないので、14兆円という莫大な金額に気を取られ、GPIFが最悪な投資をしていると誤解してしまいます。

 

・GPIFもかわいそう

 カナリーはプロのファンドマネージャーでもなんでもないので、このような機関がどのように投資の意思決定をしているのか詳しくは知りません。もしかしたら、プロの目からすると他にやりようがあるのかもしれません。ただ、カナリーの目からすると、-10%ほどの損失で色々言われてしまう、GPIFもかわいそうだなという気がします。運用戦略を色々言う人もいるでしょうし、この執筆者はFXが良いとか言いたいのかもしれません。しかしこの年金運用機関は莫大なお金を運用し、運用額は断トツで世界一です。運用額が大きすぎると、結局大型株や流動性の高い債券に投資せざるを得ませんし、アクティビファンドのように機動的にお金を動かすことが出来ません。兆単位のお金を機動的かつ自由に動かすことは難しいでしょうから。例え小型株に投資したり、アクティブにお金を動かしても、それらがポートフォリオ内で大きな比率を占めることは出来ませんから、パフォーマンスへの影響は微々たるものでしょう。つまり何が言いたいかというと、運用額が大きすぎるので、月並みのパフォーマンスに終始してしまうのは仕方がないですし、それをGPIFの運用責任者たちのせいにするのは如何なものかと思うわけです。むしろ、批判するのなら運用戦略ではなく、GPIFという一つの運用機関にお金が集中して資産運用されていることを批判すべきであり、この問題はGPIFの責任というよりは、むしろ政治の責任ではないかなとカナリーは考えています。

 

なんか米国株の話からGPIFの話になってしまい、タイトルと内容がかけ離れていってしまいました。すみません。

 

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