カナリーの米国株10-Kコレクション

米国株10-KやAnnual reportの訳を気の向くままに

毎月3800ドル以上を米国株に捧げられる(積み立てられる)人は、IB証券(インタラクティブブローカー)に口座開設してもよいかもしれない

まだIB証券に口座開設してないカナリーが書くのもどうかと思いますが、色々検討してみるとある程度のお金を積み立てられる人は、手数料の面においてIB証券が有利なのではないかと思いはじめております。まあこういう方はブルジョア層かもしれませんが…。ただ、積み立て額が3800ドルに満たなくても、取引回数や年間の手数料総額によってはIB証券の方が有利かもしれません。例えば、年間の総取引コストが204ドル以上の人とか。例え口座維持手数料免除の100,000ドルを持っていなくても。

 

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米国株の投資家がIB証券の口座開設を躊躇する理由は、煩雑な手続きや、最低入金額の設定があること、特定口座がないことなど、色々あると思いますが、今回は手数料だけに焦点を当てて口座を持っていないカナリーがシミュレーションしています。

 

まずカナリーの意見としては3800ドル以上を積み立てられる人、または年間の総額手数料が204ドルを上回る人は、口座維持手数料の10ドルを支払ってでもIB証券での取引の方がコストが安く済むのではないかと考えています。

 

  • 取引手数料

まずIB証券の取引手数料は以下の通りです。

 

Fixed(固定型) 1注文あたりの最低手数料 1注文あたりの最大手数料
USD 0.005(1株あたり) USD 1.00 取引代金の1.0%

 (引用; https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=2763&p=stocks1)

 

ここでの注意点は、手数料が株数によって決まることです。つまり、同じ金額を取引する場合、値嵩株の取引は優位だが低位株の取引は不利となります。しかしこの取引体系だと、よっぽどの金額を取引するか、よっぽどの低位株を取引しない限り、手数料は最低取引手数料の1ドルになるでしょう。

 

  • 口座維持手数料

IB証券の口座開設を躊躇させる一つの理由は、毎月の口座維持手数料の10ドルでしょう。しかし、この手数料は、その月の取引分が差し引かれることになっています。つまり、ある月に手数料1ドル分の取引をした場合、口座維持手数料は9ドルとなります。

https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=236&p=act 

(最初の文章に仕組みが書いてある)

 

ということは、1か月の取引手数料が口座維持手数料の10ドルを超えない限り、その月の総手数料は10ドルとなるわけです。

 

  • 海外送金

そして次に海外送金手数料を考えなければなりません。この部分を口座開設していないカナリーが書くのは正直良くないとは思っています。が、ここを考えないと1か月の手数料をシミュレーションできないので書きます。ネットの情報によれば、三井住友と三菱UFJにて海外送金する場合、手数料は800円になると書いてあります。これは日本円をIB証券の口座に入れる場合、送金先がシティバンクの東京支店になるため、海外送金でありながら非居住者宛の送金になるからだそうです。

 

この非居住者宛の海外送金についてメガバンク3つに電話で問い合わせると、三菱UFJと三井住友は口座を持っている場合、非居住者宛の円建て海外送金は確かに800円になるそうです。ただあくまで非居住者宛の海外送金の扱いになる場合です。因みにみずほ銀行は普通の海外送金と同じく5000円ほど取ると電話で仰っていました(笑)。この点について詳しく知りたい方は、銀行や口座を持っている方に伺ってください。

 

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さて、IB証券口座の入金時の海外送金手数料が800円と仮定し、ものすごく大きな金額を積み立てせず、積み立て回数が月1回で、売却を考えない場合、毎月の手数料は

 

10ドル(取引手数料込みの口座維持手数料) + 800円(海外送金手数料) = 17.07ドル(ドル円113の場合)

 

となるわけです。

 

一方で日本の証券会社の場合、手数料は基本的に取引金額に対して0.45%となっています。これを踏まえて、日系証券で米国株の取引手数料がIB証券と同じ17.07ドルになる取引金額を算出すると、

 

17.07ドル(IB証券の1か月分の推定手数料) ÷ 0.45% = 3,793ドル

 

となります。つまり日系証券では3793ドル以上を取引する場合、手数料が17ドル以上かかってきます。ということは毎月3793ドル以上積み立てる場合は、IB証券の方が有利になるのではないでしょうか。

 

ただ少し難しいのは日系証券は手数料上限を20ドルに設定している点です。例えば4500ドルで低位株を買う場合、IB証券では株数が増える分だけ手数料が嵩む一方、日系証券は20ドルと一定なので日系証券の方が有利になる可能性もあると思います。正直このあたりは銘柄などによって変わってくると思います。

 

上のシミュレーションは毎月1回積み立てを行う人を想定していますが、毎月2回以上取引する場合は、IB証券で取引したほうが更に有利になるのではないかとカナリーは考えています。

 

例えば…

 

2300ドルの買いと売りを1か月でそれぞれ1回した場合、

 

SBIなど 20.7
IB証券・口座維持手数料込み
(株価0.95ドル以下の低位株を除く)
17.08

 

となり、金額が大きくなくても売買回数が増えれば、IB証券が有利となります。

 

タイトルでは「3800ドル以上を捧げる人」とややこしいことを言いましたが、3800ドル以上を積み立てていなくてもカナリーが考えるIB証券における毎月17ドルの手数料の1年分、つまり204ドル以上の手数料が日系証券との取引においてかかっている人は、例え口座維持手数料を払ってもIB証券の方が有利になる可能性があると思います。ですから、一度1年分のトータルコストを見直すことをお勧めします。

 

もちろん取引頻度、取引する株、金額によってIB証券の手数料が変わってくることは間違いないので、検討する方はカナリーが仮定している17ドルを鵜呑みにせずにご自身で計算することを強くお勧めします。

 

口座維持手数料が気になって、カナリーも最近までIB証券を検討したこともありませんでしたが、トータルのコストを考えればIB証券の方が最終的に安く済むのではないかと考えるようになりました。ただ、色々デメリットもあるそうなので、そこらへんも考えなければなりませんね。ただ今回のシミュレーションはあくまで口座開設を検討しているカナリーの仮定と推測によるものですし、銘柄や取引金額によってコストが変わってきますから、ご自身でHPを参考に計算していただくことをお勧めします。

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