カナリーの米国株10-Kコレクション

米国株10-KやAnnual reportの訳を気の向くままに

欧州株のスーパースター、エルメス

全ての女性にとってエルメスの財布や100万近くするバーキンは憧れであると同時に手が届かないものと思っているでしょう。しかし、エルメス株なら482ユーロで買えます。

 

こんなアフィリ臭い文章で記事をスタートさせましたが、パリ証券取引所に上場するエルメス・インターナショナルはブランド力だけでなく、収益性や資本効率性の面において優れており、カナリーが見つけた限り、これらの点においてはヨーロッパ株の中でTop5には入るのではないかとも思っております。資本効率性や利益率を少し見ていきたいと思います。

 

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この表では5年間しか載せていませんが、ここ10年間、営業利益率は常に25%以上を保ちながら上昇しているような状況で、スーパースター銘柄の一つといってもいいと思います。まさに”ブランド力”をいかして高い利益率をあげてきています。しかも、ブランドの伝統的なイメージとは裏腹に売上高や利益を着実に成長させているのも大きな特徴です。以下が年平均成長率となっています。

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一方でモーニングスターを見る限り、配当や自社株買いといった株主還元は少ないようです。この辺はすこし考えどころですね。ただ企業として成長しているのであれば、株主還元をしてもらうよりも、内部留保エルメス自身に成長してもらったほうがよいかもしれません。

 

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少し面白かったのが、エルメスが公表している地域別売上高です。そのグラフによると日本で全体の13%を売り上げているようです。人口が2倍あるアメリカで18%の売上高ですから(まあ買う人は金持ちに限られているので、人口で比較してはダメですが…)、日本人が狂ったほどにブランドモノ好きであることが表れているのではないでしょうか。

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さて株価関連の指標をみるとPERが40倍近くあるため、割高といえるでしょう。この辺を考慮すると、現時点では投資家の投資戦略によって好き嫌いがはっきりするかもしれませんね。

 

今回はざっくりエルメスを見てきました。ヨーロッパではIT企業のような現代をリードする産業がアメリカや中国などより弱いかもしれません。しかし、世界の人が憧れる”伝統的で高級感あるブランド”を持つ企業が多いですから、こうした欧州企業を調査してみるのもいいかもしれません。

 

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