カナリーの米国株10-Kコレクション

米国株10-KやAnnual reportの訳を気の向くままに

投資全般

バフェットのレッドハット株購入の理由を成長性と断言する人は完全にどうかしている

バフェットは常々、「素晴らしい会社に投資する」と発言し、実際に利益率などが高い企業に投資し利益を得ています。しかし、今回のレッドハット株への投資は「素晴らしい企業への投資」とは全く別の戦略である可能性があります。それにもかかわらず、「バフ…

減配の要因 利払いと買収

米国の高配当株に投資し、配当を再投資する戦略を採用している米国株投資家は多いと思います。今回はそういった方たちにとってネガティブな話、「減配」について書こうかなと思います。 今回は高配当株として扱われていた企業が、売り上げや利益をそれなりに…

米国株投資家に喧嘩を売る記事

カナリーが若干イラっときた記事があったので紹介したいと思います。こちら。 www.mag2.com 記事の執筆者は大型米国株に投資し、利益を得る時代は終わったと言っています。まあ未来のことは分かりませんが、ここ数週間で米国株が盛り返してきていることを考…

ヘッジファンドやアクティビティストは友達 in US

ヘッジファンドやアクティビティストと聞くと、常に利益に向かって走り、利益のためならどんなことでも躊躇なく実行する、このようなイメージを持っている方も多いと思います。特に日本ですと、個人投資家とは敵対する立場に立っており、個人投資家を負かし…

オルタナティブETFはどうなのか

オルタナティブは英語表記で”Alternative”で「代替の」とか「代わりの」といった意味があります。金融では伝統的な株式や債券を購入する運用ではなく、様々な戦略や金融商品を用いて投資することを指します。 さて、日系証券でオルタナティブETFの取り扱いは…

敵対的TOBの利益の可能性とリスク

昨日、伊藤忠がスポーツ用品メーカーのデサント株をTOBすることを発表しました。実質的には敵対的TOBのようですね。このニュースに触発されたので、今回は敵対的TOBについて書こうかと思います。なんか最近こういう投機的な記事を連発しているので、堅実的な…

世界の富豪の資産は貧困層38億人の資産と同等。だけど富豪の資産増加を止めることはできない。

最近、世界トップ26の富豪の資産額は、世界で貧困に苦しむ38億人の合算資産と同等だとするオックスファムからの報告が話題になっていますね。お金持ちや企業への課税を強めるべきだという意見もありますが、一方で競争の世界だから仕方がないという意見もあ…

米国株のTOB; ダッチテンダー方式とは

今回は投資家や投機家にチャンスや利益をもたらしてくれるTOBについてです。アメリカだとテンダーオファー(Tender Offer)という言い方をします。TOBとは皆さんご存知の通り、企業が(自社でも他社でも)ある一定の価格で株を投資家から買い集めるというもので…

配当利回り20%超。アメリカのロイヤルティ・トラストとは

今回は配当利回りが20%を超えるような企業たちについてお話ししたいと思います。その企業たちとはロイヤルティ・トラストです。 目次 ロイヤルティ・トラストとは ロイヤルティ・トラストを詳しく見る ロイヤルティ・トラストの損益計算書 ロイヤルティ・ト…

ブリストルマイヤーズによるセルジーン買収で使われるCVRとは

年の初めからいきなりビックディールが飛び出しましたね!製薬会社大手のブリストルマイヤーズが同じく製薬会社のセルジーンを買収するそうです。セルジーン株主に対する買収条件はブリストルマイヤーズ1.0株プラス50ドルの現金となっています。これに加えセ…

毎月3800ドル以上を米国株に捧げられる(積み立てられる)人は、IB証券(インタラクティブブローカー)に口座開設してもよいかもしれない

まだIB証券に口座開設してないカナリーが書くのもどうかと思いますが、色々検討してみるとある程度のお金を積み立てられる人は、手数料の面においてIB証券が有利なのではないかと思いはじめております。まあこういう方はブルジョア層かもしれませんが…。ただ…

株価の騰落だけで売買する何も知らない愚かな投資家

株価が下落すれば買い、上昇すれば売る投資家の方は多いと思います。それはそれで良いと思います。割安で買って割高で買えれば理想的ですから。しかし時々、株価が騰落する明らかな理由があるにも関わらず、それを知らずに売買する人がいます。これは非常に…

バイバック株が受ける株価下落の恩恵

最近になって株価が下落傾向ですね。よく高配当株は下落していても配当が出るため、安心感があり、株価も落ちにくいという話をよく聞くと思います。一方で、自社株買いで株主還元をするバイバック株は下落の影響を受けやすいという話もよく聞きます。まあ確…

その投資、ステレオタイプに陥っていませんか?

ステレオタイプとは カナリーが考える投資とステレオタイプ ステレオタイプとは 「ステレオタイプ」とは、よく社会心理学で使われる用語です。先入観や固定観念、こじつけのようなものを指すと思って頂ければいいかと思います。例えば「日本人=勤勉・時間を…

インフレに備えて物価連動債を買って債券をショートすることについて考える

「インフレが見込まれるときに物価連動債を買って、債券をショートすれば恐らく利益がでるでしょう。」まあこれは私ではなくバフェットのアイデアです。 確か「バフェットからの手紙」に記述があったと思いますが、どのページだか忘れています。すみません……

成長株がみせるプラス営業キャッシュフローの正体 (Dropboxを例にする)

ベンチャー系?の成長企業群の中で、上場当初からガンガン利益をあげられる企業というのはかなり限られてくると思います。例えばテスラやツイッター、スナップショットなどは利益を出せずに苦しんでいますね。しかし、そういった企業の中には利益は赤字だが…

個別株への超長期投資の難しさを改めて思い知る(1978年のダウ構成銘柄をみて)

先日、カナリーはふと、「40年前の大型株とはどういった企業だったのだろうか」と気になりました。というのも、もし「超大型株に投資してほったらかしにしておけば良い」という主張が合っているのなら、40年前の超大型株の多くはダウ平均と同じくらいか、も…

BUD アンハイザー(バドワイザー)の減配から考える減配リスク

1週間以上も前の話なので、知っている方も多いと思いますが、バドワイザーを製造するアンハイザー ブッシュが減配を発表しましたね。昨年の3.6ユーロから1.8ユーロに減配予定とのことですから、配当が半減することになります。因みにこの減配は為替の影響で…

成長株の転換社債は有利なのでは

ちょっと長いし、ちょっとマニアックです。覚悟してね。 --- 成長株においては、企業の成長に伴う大きな株価上昇というのが大きな魅力であると思いますが、反面、大幅に下落するというリスクもあるわけです。しかしカナリーは最近、転換社債によってこの下落…

アメリカでのミニTOB(ミニ・テンダーオファー)にご注意を

カナリーの弱小ブログを見るぐらいマメな読者の皆様なら多分騙されることはないと思いますが、アメリカでは最近、ミニTOB(ミニテンダーオファー)という方法で投資家を欺くファンドがあるようです。(因みにTOBはTakeover bidの略ですが、アメリカではテンダー…

サクソバンクで米国株を取引した感想、っていうか取引の注意点

先日、カナリーはサクソバンクにて米国株を購入しました。今回はそのことについて少し書きたいかと。情報サイトにあるような記事を書くのも如何なものかと思いました。が、取引した際に情報が少なく困ったこともあったので、今回はカナリーが情報をシェアで…

ガソリン代高騰に備える。マイカー持ちの田舎者は石油株か原油ETFを買うべきでは。

田舎に住んでいる人にとって生活に欠かせない物の一つが車ではないでしょうか。カナリーは田舎に十年以上暮らしたことがあるので、田舎者にとって車がどれほど重要なものか理解しているつもりです。都会の人は”車”を娯楽のアイテムとして買う方も多いと思い…

ByとToの違い。英字の経済ニュースの数字を正しく理解する

今回は英語の経済ニュースを読む投資家の方や、英語を学習している方に読んで頂ければと思います。 英字の経済ニュース等を読む際に重要なのは数字の理解です。もちろん、記事や文章の大枠を理解していなければなりませんが、売り上げや利益等、投資家にとっ…

低利回り成長株の配当が、高配当株の配当を上回るんじゃないか説

ずっと前に読んだ、フィリップス・フィッシャー著「株式投資で普通でない利益を得る」の中で、「成長株の配当利回りは例え低利回りでも、企業の成長によって最終的には高配当株の配当利回りを上回る。」(P.154から引用、要約)という記述を読み、「なるほどな…

単利の計算(貯蓄型保険の営業マンから身を守る)

投資をしている方にとっては基礎的なファイナンスの知識なので、あまり役には立たないかもしれませんが、今回は数学が不得意で嫌いなカナリーが単利の計算について書きたいと思います。複利の計算についても書こうかと思ったのですが、色んなサイトで紹介さ…

暴落から逃げ切れなくても愚か者ではない

世間一般の風潮として、特に投資をしていない人の考えとして、株式投資は安い時に買って高い時に売るという考えが広まっております。もちろん間違いとは言い切れません。そして購入した直後に暴落の時期を迎えてしまったがために高値掴みをしてしまった投資…

営業キャッシュフローだけでは何かが足りない… マイナスαが必要

カナリーはキャッシュフローを見ることは非常に重要であると考えています。お金の出入りを見ることで、企業がどのようにお金を稼いでいるのかが分かりますし、損益計算書の利益が脚色されていることもありますから、キャッシュフローの分析は重要でしょう。…

グレアム著「証券分析」が自ら認めるグレアム流の時代遅れ

米国株投資家の中でも多数いると思われるグレアム派の方々を少々驚かせるタイトルになりましたが、実はグレアム著の「証券分析」の第六版にはグレアムの考え方の一部が時代遅れになったことを示唆する部分があります。といってもこの記述を書いたのはグレア…