カナリーの米国株10-Kコレクション

米国株10-KやAnnual reportの訳を気の向くままに

アメリカ

配当利回り20%超。アメリカのロイヤルティ・トラストとは

今回は配当利回りが20%を超えるような企業たちについてお話ししたいと思います。その企業たちとはロイヤルティ・トラストです。 目次 ロイヤルティ・トラストとは ロイヤルティ・トラストを詳しく見る ロイヤルティ・トラストの損益計算書 ロイヤルティ・ト…

SCANAがスペシャルな状況だった話(あけおめ)

あけましておめでとうございます!弱小ブログですが今年もぼちぼち書いていくつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。新年1発目の記事ですが、いきなりマニアックな記事を書きたいと思います。もう既に終わってしまった話ですが。 先月、ドミニオン…

DELLの再上場。

5年前に未公開株となったデルですが、再上場することが11日の株主総会で決まり、現地時間28日の今夜、2018年も残り数日というこのタイミングでカムバックしてきます。 今回の再上場はIPOという形式ではなく、株式交換の形式で再上場となります。どういうこと…

ジャンク債と化しているGE債

苦しい状況下にあるGE、ゼネラルエレクトリック。これまでトップ企業として君臨し、過去には格付けでトリプルAを獲得してきた企業です。しかし現在、GEの一部債券は債券価格が60台になるほど売り込まれています。その一部債券というのは主に永久債です。 永…

毎月3800ドル以上を米国株に捧げられる(積み立てられる)人は、IB証券(インタラクティブブローカー)に口座開設してもよいかもしれない

まだIB証券に口座開設してないカナリーが書くのもどうかと思いますが、色々検討してみるとある程度のお金を積み立てられる人は、手数料の面においてIB証券が有利なのではないかと思いはじめております。まあこういう方はブルジョア層かもしれませんが…。ただ…

PFFについての記事を書く人は優先株について無知である

ちょっと過激なタイトルにしましたが、カナリーはPFFについての記事を書いた人が、優先株について、実はあまり詳しくない、もしくはあまりよく考えていないのではないかと思っております。彼らの多くは「優先株の残余財産の受け取り順位が普通株に対して優位…

UTX ユナイテッドテクノロジーズの分社化。分割される3つをみてみる

先月末の話ですが、ユナイテッドテクノロジーズが3つの会社に分社されることが公式的に発表されましたね。恐らく、航空機関連の事業を行うロックウェル・コリンズの買収が成立したと同時に発表したのだと思います。今回の分社では、エレベーター事業とビル関…

RHT RedHadが残す残飯7%

来年にIBMに買収される予定のRedHat。IBMはこのディールで、レッドハット株を1株当たり190ドルで買い取るとしています。 スポンサーリンク // ですがRedHatの株価は現在177ドル近辺で推移しています。つまり、買取価格との間に、約7%のスプレッドが存在して…

P&G ジレットを減損するかもしれない

P&Gは今年8月に公表している10-Kの中で、P&Gが持つシェービング部門とジレットののれんに減損リスクがあることを明かしています。まあこれは2年前から公表されていますが。 スポンサーリンク // 減損とは乱暴に言ってしまえば、帳簿簿価(今回で言えばジレッ…

スピンオフされる予定のGEヘルスケアをみる。スピンオフ時の株価についても解説

目次 GEヘルスケアのデータ スピンオフ時の株価はどうなるか。 GEヘルスケアのデータ GEは来年あたりにヘルスケア部門をスピンオフする予定ですね。スピンオフを楽しみに待っている方も多いのではないでしょうか。スピンオフされれば収益が安定しているヘル…

DVMT DELLが作る変態向けの面白いシチュエーション

(この記事は全てカナリーの自己満によって生成されています。) リーズナブルなパソコンを作るデルですが、親会社は現在、デル・テクノロジーという名前となっています。現在デルはトラッキングストック(ティッカー; DVMT)というものを発行し、上場させていま…

個別株への超長期投資の難しさを改めて思い知る(1978年のダウ構成銘柄をみて)

先日、カナリーはふと、「40年前の大型株とはどういった企業だったのだろうか」と気になりました。というのも、もし「超大型株に投資してほったらかしにしておけば良い」という主張が合っているのなら、40年前の超大型株の多くはダウ平均と同じくらいか、も…

BUD アンハイザー(バドワイザー)の減配から考える減配リスク

1週間以上も前の話なので、知っている方も多いと思いますが、バドワイザーを製造するアンハイザー ブッシュが減配を発表しましたね。昨年の3.6ユーロから1.8ユーロに減配予定とのことですから、配当が半減することになります。因みにこの減配は為替の影響で…

IBM レッドハットの買収がOKでAmazon株の投資がダメなのは矛盾してないか (IBM自社株買い止めるってよ)

先週だか今週だかにIBMがRed Hatを買収すると発表しました。ほとんどの方が知っているのではないでしょうか。賛否両論あるようですが、IBMホルダーの方は今回の買収を好意的に受け止めているのかなというのがカナリーの印象です。 さて、ここからはカナリー…

BTI ブリティッシュ・アメリカン・タバコの一人負けをブレクジットだけのせいにしてはいけない

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(以下BAT)の株価下落をブレクジットのせいにしてはならないみたいなことを言いましたが、ブレクジットの影響もあると思います(笑)。タバコ株全体の下落も影響しているでしょう。が、BATの一人負けの大きな要因はもっと…

リーマン前にバフェットがJ&J、ウォルマートとバドワイザーを買った理由はグロース株だったからなのかもしれない

バフェットは2005年から2006年にかけてウォルマート株とジョンソンエンドジョンソン株、そしてバドワイザーを傘下に持つアンハイザー・ブッシュ株を購入しています。バフェットは以前「自分の理解できる事業に投資する」と発言していました。ですから、バフ…

D ドミニオンはスキャナを買収できるのか?というか買収する気あんのか?

今年初め、公益企業であるドミニオンはサウスカロライナに本拠地を置くスキャナを買収する意向を発表しました。スキャナといえば、東芝傘下のウエスティングハウスの経営破綻によって原発の建設費用を賄えなかった結果、大きな損失を抱え日本でもニュースに…

GNTX ジェンテックスっていう利益率の高い会社

今回はカナリーが気になって10-Kを読んだ、ある企業について紹介したいと思います。ジェンテックス(Gentex Corporation)という自動車のドアミラーやバックミラー(ルームミラー)を製造している企業です。また火災探知機や航空機部品も製造していますが、9割方…

低利回り成長株の配当が、高配当株の配当を上回るんじゃないか説

ずっと前に読んだ、フィリップス・フィッシャー著「株式投資で普通でない利益を得る」の中で、「成長株の配当利回りは例え低利回りでも、企業の成長によって最終的には高配当株の配当利回りを上回る。」(P.154から引用、要約)という記述を読み、「なるほどな…

T AT&Tが見込む成長分野

AT&Tはアニュアルレポート内にて今後数年間で成長が見込まれる分野や今年注力する分野についてまとめています。まあそこまで目新しい情報ではなく、皆さんが予測している範囲だとは思いますが… ・プレミア・ギガビットネットワークの構築 この「プレミア・ギ…

NGG 株価情報サイトの配当利回りを鵜呑みにしてはならない

高配当株として人気の高いナショナルグリッド(以下NGG)ですが、2,3カ月程前までGoogleの株価表示に示されている配当利回りが8%~9%近いものになっていたと思います(証拠写真はありませんが…)。他の株式情報サイトでも利回りが7%~9%と表示されていましたね。…

バフェットですら、今の紙くず同然の企業に投資する(だいぶ昔、20,30年前のはなし)

知らなかったのはカナリーだけで、米国株に詳しい読者の皆様はご存知なのかもしれません。たまたまあることを調べたくバークシャーの20年ほど前の1997年の10-Kを見ていたのですが、ガイコのバランスシートに目をやると、バフェット(マンガーかも)がガイコの…

IBM 控えめな長期見込み(アニュアルレポートから)

米国株投資家のポートフォリオに組まれることの多いIBMですが、不調な状態を顧みてかアニュアルレポートの長期予測も控えめな感じがします。(既にニュース等になっていたらごめんなさい。) Over the long term, in consideration of the opportunities it wi…

ある部分でコスパ意識がないアメリカ企業

私達日本人投資家からすれば、利益率が低い日本企業と比べた場合、利益率と資本効率性が高く、株主還元を多く行ってくれるアメリカ企業は神様みたいな存在かもしれません。我々からすればアメリカ人は合理的で、コスパ意識が高く、株主を重視してビジネスを…

RL リストラクチャリングの真っただ中のラルフローレン

個人的な興味でこのラルフローレンの10-Kを読む機会がありましたが、日本の米国株投資家の殆どの方は興味が無い企業だと思います(笑)。なので、この記事はあまり読まれないと思いますが、折角読んだので書きたいと思います。 投資家の方は見向きもしないでし…

PFF 長期配当再投資戦略には絶対向いていない!

PFFの保有者の方は大変多いですから、怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、PFFを保有している方には、この記事を参考にして、PFFについて再考して頂ければ嬉しい限りです。 パフォーマンスが物語っている まず初めに、以前の記事での考察から、PFFはやっ…

GOOGL 配当開始を期待するグーグル株主の方、残念ですが…

近年、グーグルが多くの利益を生み出し、多くの現金を保有していることから配当を期待している方も多いのではないでしょうか。しかし、残念ながら現時点でその見込みは薄いと思われます。その根拠としてグーグルの10-kにこのようなことが書かれていました。 …

AMZN アマゾン投資家が監視すべきこと

急成長を遂げているアマゾン。売上げや純利益も右肩上がりですが、カナリーがアマゾンの10-kを斜め読み(適当ですみません)した際、アマゾン投資家が注意すべきかなと感じた部分があったので、紹介したいと思います。それは… We seek to efficiently manage s…

優先株はビミョー。米国株配当再投資戦略の投資家への忠告と、普通株との比較

高配当ということもあって人気が高い優先株。そしてその優先株で構成された米国ETFの代表がPFFであり、こちらも人気の金融商品となっています。しかし、カナリーは正直、優先株はビミョーだと思っています(普通株のほうがいい)。今回はカナリーが優先株を微…

AAPL アップル 成長株から株主還元株への意思表明

先日、大規模な自社株買い実施を発表したアップルですが、カナリーはアップルの10-K内の、ある1つの文章に興味をそそられました。この1文は株主還元の項目に書かれていたものです。この文に対して「そんなん分かっとるわ!」と突っ込まれるかもしれませんが……